「炭火焼き鳥えんや」の店舗ロゴ制作と看板を書くときのコツ

炭火焼鳥えんやの筆文字店舗ロゴ

三重県にある焼き鳥屋さん『炭火焼き鳥 えんや』の店舗ロゴを書かせていただきましたのでご紹介いたします。こちらのお店は美味しいお酒を沢山揃えている炭火焼鳥のお店です。

ご依頼いただいてから文字の修正、完成まで

今回、ご依頼をいただいたのはサイトに載せている『わがや』のロゴを気に入っていただいたのがきっかけでした。

ご依頼をいただいたらまず、文字の書体の打ち合わせをさせていただきます。そこで『炭火焼き鳥』はモダンや素朴な書体にするのはいかがでしょうか?という案をご提案させていただきました。

『わがや』の書体のように丸い書体でロゴ全部を書いてしますと、炭火の力強さや奥深さ、味のある感じが薄れてしまうかと思ったためです。こちらの案はご了承いただきましたので『炭火焼き鳥』をモダンな書体で『えんや』を優しい親しみのある書体で制作いたしました。

初回ご提案後、下記の修正をいただきましたので再度作成。

  • 『えんや』をもう少し、素朴な書体に寄せてロゴとして捉えられるようなデザインにして欲しい
  • 『炭火焼き鳥』少し力強い書体にシフトして欲しい
  • 全体にもう少し動きが欲しい
  • 『和』の落款印を追加で制作して欲しい

『炭火焼』まで全部の漢字に『火』が入っているので、あえて形を同じにして重ねてロゴとしての一体感を出しています。

修正した文字をご確認いただいた時「一目見て気に入りました」と、とっても嬉しいお言葉をいただけました。自分で見ても、初回にご提案した看板文字よりも断然良くなりました!

看板の筆文字を書くときに気をつけていること

今回は既に看板の大きさが決まっていましたので、そのサイズに収まるようにレイアウトしてから書いています。実は、自由なサイズより、大きさが決まっている方が書きやすいです。自由だとキャンパスに制限がなくなりますので、レイアウトのパターンが多くなって難しくなるわけです。

実際の看板の大きさは、横270cm×縦76cmありますが、実寸で書くと制作費も高くなりますので、まず1/3位の大きさの枠を作ってどのように文字を配置するか、一文字どの位の大きさで書くと収まるかなどを考えて制作してます。

文字量が多い場合、これをせずに普通に書くと、看板の中に文字が収まらなくなることがあります。文字を小さくすれば収まりますが、そうすると上下に余白ができてバランスが悪くなるのです。ですので、全体的なバランスを見て一文字の大きさや字間を最初にある程度決めておくと上手く行きます。今回の文字も普通に書くとはみ出すので、文字の大きさと字間に工夫がしてあるんですよ。

落款も制作

今回は『和』の落款印も制作させていただきました。黒と白の色合いに落款の赤が加わるとグッと引き締まる感じがします。看板や商品ロゴの場合だと、この落款も合わせてご注文いただける場合が結構あります。

お店が近場なら一度行きたかったのですが、三重県なので残念ながら行けません。ご近所の方がいましたら一度行ってみてください!

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