第1回 オンライン展示会

宵玄

SAKE LABEL DESIGN CASE STUDY

制作者 華建

制作コメント

「宵玄」のラベルは、夜へ移ろう静かな時間と、深く神秘的な余韻を表現することを意識して制作しました。筆文字では、なめらかな口当たり、静かに広がる旨み、飲み込んだあとに残るほのかな苦みや余韻を、線の強弱やかすれに込めています。デザイン面では、白地の余白を大きく取ることで酒の透明感と静けさを表現しました。大きな筆文字に対し、「SHOGEN」や細い線を繊細に添え、書の力強さとモダンな洗練の両立を目指しています。文字そのものの完成度だけでなく、AIを用いて酒瓶とラベルが最も美しく映える情景を探り、光・空間・構図を調整しながら作品全体の世界観を整えることにこだわりました。

宵玄のメインビジュアル

日本酒ラベルの設計

価格帯
720ml:4,800円(税込)、1800ml:9,200円(税込)
味わい

最初の含みはなめらかで、ほんのりと梨や白ぶどうのような透明感のある香り。口中ではふくらみすぎず、きれいな米の旨みが静かに広がる。飲み込んだあとに、わずかな苦みとミネラル感が残り、夜の空気のような静かな余韻へ沈んでいく。全体としてはやや辛口〜中口で、香りは控えめ上品、旨みは繊細、余韻は深いタイプです。

ターゲット・シーン

40代〜60代くらいの、にぎやかさよりも落ち着いた時間を大切にする方をイメージしています。お酒そのものの味わいだけでなく、ラベルの佇まいや言葉の深みも楽しみたい人向けです。仕事を終えて帰宅したあと、照明を少し落とした部屋で、ひとり静かに飲む場面を想定しています(プチ贅沢な感じ)。食事のあとに、もう一杯だけゆっくり味わいたい夜に合うような日本酒です。

名前の由来・背景

夜が静かに始まる時間の落ち着きと、深く神秘的な余韻を持つ酒を表したかったため、『宵玄』と名付けました。「宵」は夕暮れが終わって夜へ移る時間、「玄」は奥深さや神秘を表しています。静かに味わうほど、その魅力が少しずつ広がっていく酒をイメージしています。