デザイン書道家|筆文字ロゴ専門
CONCEPT WORK | コンセプトワーク事例
高級感のある、架空の割烹・和食店『割烹 緋彩』の筆文字ロゴのコンセプト設計の事例をご紹介します。
※実在の店舗ではなく、コンセプトから設計する過程をお見せするための創作です。
店名「緋彩」を、店構えの看板に乗せたモックアップ。
緋
濃く明るい深紅色。古来より高貴な色とされ、太陽や火、そして生命の象徴。
彩
美しい色合い、彩り、輝き。料理においては、見た目の美しさを意味する大切な言葉。
読み方の「ひいろ」は、通常は「緋色」と書きます。そこをあえて「彩」の字を当てることで、単なる色の名前を超えた、芸術的なニュアンスを持たせています。
店主は、長年日本料理の修行を積む中で、料理の核心は「火」と「色」にあると考えるようになりました。「緋彩」という店名には、その姿勢とお客様への約束が込められています。
「静かな情熱と、季節の輝き」というコンセプトを、実際にどんなお店として体現するのか。料理・立地・内装・価格帯・お客様像まで、具体的な輪郭を描きます。
ここが、雰囲気で書く筆文字との一番の違いです。固めたコンセプトからキーワードを抜き出し、その一つひとつを「ではどんな線で?どんな形で?どう配置すれば伝わるか?」と、書く前に言語化していきます。そうして、実際に出来上がったコンセプトシートがこちらです。
コンセプトから抜き出したキーワード
この設計図があるから、何十枚書いても方向がぶれず、コンセプトに合う筆文字ロゴへ着実に近づけていけます。
同じ店名・同じコンセプトでも、表現の方向性はひとつではありません。ここでは形の異なる2案をご提案。微差ではなく、明らかに性格の違う筆文字を書き分けられるのが強みです。
カスレをつけた波線と線の強弱で、店主の内なる情熱と炭火の熱気を表現しています。
「彩」は四季折々の料理が美しく盛り付けられている様子をイメージ。「烹」の口を土鍋に、れっか(4つの点)を炭火に、糸編を炎に見立てて仕上げています。
表現の方向性は違っても、判断するときに見るポイントは同じです。読めること、その店ならではの個性があること、ロゴとして美しく成立していること。この3つを、私は筆文字ロゴの「3つの絶対条件」としています。
緋彩は自主制作ですが、ご依頼いただく筆文字ロゴも、この工程でコンセプトから設計してお届けします。
店名やキャッチコピーに込めた想いを、一筆に翻訳します。
ご相談・お見積もりは無料です。