ほなみ医療福祉グループ様のホームページ筆文字素材を作成

ほなみ医療福祉グループのホームページキャプチャ画像

以前、制作事例に掲載していた『花火』と『天の川』の筆文字を気に入っていただきまして、ほなみ医療福祉グループ様からご依頼をいただきましたのでご紹介いたします。制作したのはホームページのトップページに使う筆文字です。

メインの筆文字『穂』の意味とは

メインの一番大きな筆文字がなんて書いてあるかわからないかもしれませんが『穂』と書いてあります。この『穂』は、グループ名の『穂波』から取った文字なんです。

そして『穂波』には、2つ意味が込められていて、その想いを文字に込めて欲しいというご依頼でした。その意味がこちらです。

由来として一つが、稲穂は実れば実るほど、重みで穂先を垂れ、頭を下げていく。「学識や徳行が深くなった人ほど、謙虚になっていく」という意味で、力がついて、成功している時こそ、謙虚に生きるという思い。

もう一つが、沖縄を通して、日本人の古い信仰のルーツが、遠くから海の波を伝わって送られてくる幸せをもたらす魂が穂波のようであり、私共の理念や思いが同じように伝わっていくように。

この想いを「印象的で芸術性が高く他にない文字で表して欲しい」。ということで今回の文字を書かせていただきました。他の筆文字の『理念』『地域密着』『人が財産』は、『穂波』とのバランスが合う書体で、ということでしたので、このような細めの書体になっています。

イメージ通りの筆文字ができるまで

実は、この採用された筆文字に辿り着くまでに色々とご提案させていただきました。

『穂』の筆文字は、淡墨で書いてグラデーションを付けたアート的な書体や、他の文字ももっと太めの文字だったり、もう少し崩していた書体などもご提案しています。それで修正を繰り返して最終的に採用になったのがこの筆文字というわけです。

この「お客様のイメージをいかに筆文字で表現できるか」というのがとても重要なところです。

なので、最初に文字のイメージをお客様から引き出すことが大切なんですが、これがなかなか難しいんですよね。私の場合は、お客様のイメージはもちろんお聞きしますが、それと合わせてサイトに載せている筆文字でイメージに近いものがあるか?をお聞きしています。近いものが分かれば、方向性が具体的に見えてきます。

さらに、筆文字をご提案後、修正が入った時に「お客様のイメージしている書体を理解できるか」もポイントです。これができないと、いつまでたっても納得していただける筆文字が完成しない、ということになりかねませんからね。

今回ご依頼をいただきましてありがとうございました。

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