『夏見屋』の店舗ロゴを筆文字で制作

2014年にリニューアルオープンした『夏見屋』さんの店舗ロゴを書かせていただきました。

大正12年創業（創業約100年）の老舗なので「品のあるイメージ」でご依頼をいただきました。そのイメージをつけるため線を細めに強弱をつけ、形はバランスを少し崩すことで表現しています。

老舗そば店「夏見屋」さんへ行ってきました

店舗名を書かせていただいてからだいぶ経ってしまいましたが、お店へ行ってきました。事前にお電話で確認したところ、混雑時にはおそばが売り切れてしまうこともあるとのこと。確実に食べたかったので、開店時間の11:30に合わせて訪問。

総武線「下総中山駅」から徒歩5分ほど。法華経寺へと続く中山商店街を歩いていくと、和モダンな佇まいの「夏見屋」さんが見えてきます。

外観の看板には私が揮毫した筆文字が使われていていて到着と同時に感動。

入口の暖簾にも同じ文字が入っていて、想いを込めて書いたものがこうしてお店に馴染んでいる様子を見ると、嬉しいですね。

さらに、玄関の左側に飾られているのは創業当時の木製看板とお聞きし、その歴史の深さを感じます。

店内の様子と絶品のそば

店内は落ち着いた雰囲気でカウンターや座敷席もあり、初めてでもゆっくり過ごせる空間です。

注文したのは「せいろそば」。見た目からして艶やかで美しく、期待が高まります。美味しそうだったので、つい先にそばを蕎麦猪口に入れてしまい後から「写真を撮らなきゃ！」と気づきました。なので、食べかけのような写真になっています。

味はというと、ひと口いただくと、口の中にそばの風味と旨味がふわっと広がり、コシのある歯ごたえと、つるっとした喉ごしが絶妙。「今まで食べた中でトップクラスの美味しさ」と感じました。私はそば好きなのですが美味しいおそば屋さんてなかなか見つからないんですよね。

「また行きたい」心からそう思えるお店

こんな素晴らしいお店の店舗名を筆で書かせていただけたことに、心から感謝しています。もし近くにあったら、通いたくなるお店です。また季節を変えて、ぜひ訪れたいと思います。